シロイルカバブルリング

映画のレビュー

『ゾウを撫でる』YouTubeのみで配信

佐々部清監督『ゾウを撫でる』全9章、見ました。

ゾウを撫でる、という不思議な題名にまず興味を持つ。
興味を持ったときにスマホがあれば、ちょちょいのちょい!ですぐに調べられる。
そこで群盲象を撫でる、ということわざがキーワードなのだな、と知る、、。

このことわざの意味は、“目が見えない人が象を触り、象とはどうゆうものなのかを語る”ということ。
盲人は目が見えないので象の全貌を知らない。
自分の手が届く範囲でしか知るよしがない。

そのくせ、知ったかのように語る。
でもそれはしょうがなく、知ったことしか言えないからなのです。

誠実である反面、全貌を知らないのにそれについて語る怖さ。
これはまさに現代の知の意識に問いかけるもの。

ここでは象が映画となっています。
便利になる世の中。
知りたい情報はすぐ手に入るけど、頭でっかちになっているのが実情じゃないか。。
第7章が個人的に考えさせられました。

対面で会話している時に携帯触ってLINEされてると、確かにげんなりするね、、。

私も気をつけよう。