シロイルカバブルリング

映画のレビュー

『Jin』

トルコ出身のレハ・エルデム監督。

http://tiff.yahoo.co.jp/2013/jp/lineup/works.php?id=W0003

トルコの社会情勢を反映している作品。
主演女優は素人で、監督が発掘した新人。
これをきっかけに監督のその後の作品にも出演している。
監督はこの映画を撮るにあたって1番苦労したのは、危険区域で実際に撮影を行ったことだったと言っていた。
規制的なものより、精神面でそれが1番辛かったそう。
他の映画の撮影も同時進行で考えていて、でもこの映画は今だから撮らなけらばいけない!と感じてその気持ちを抑えられなかったので強行で撮影した、とのことだった。

、、正直、トルコの“男尊女卑”の感覚が凄くてこれって今の話?って疑った。
後のQ&Aでそれを代弁してくれる質問が出た。
他の映画祭で上映した時も同じ質問が出た、ということだった。
その時の質問は「男尊女卑の感覚がオーバー過ぎるんじゃないか?」というものだったそう。
それに対して監督ではなく、他の観客が質問者に対して「あなたもスカートを履いて現地に行って通りを歩けばオーバーじゃないということが分かるはず」と言ったそう。

映画はあまりにも、、な内容だった。映画の感想は良くも悪くも観た人にゆだねられる。