シロイルカバブルリング

映画のレビュー

『きっと、うまくいく』

明日早く起きなきゃなのに、途中で止められなくなって号泣しながら最後まで見てしまうタイプの映画に会ってしまいマシタ。。

長い映画。前半、後半に分かれてて見終わったの朝の4時過ぎ。
うっすら明るくなる窓の外の景色がなんか、いつもと違って見えたな。
七人の侍』もそうだったな。。

ふぁーっ!!となったな。
(※いい映画見た後の感想の一言をスキルアップさせる必要あり)

インドの青春映画。
インドでは学生時代に競争社会の意識を叩き込まれるらしい。いい成績をとれない学生はダメ学生。故郷を離れ身内だけでなくたくさんの人の期待を背負ってエンジニアになるための勉強をしに大学に行く。
生まれて1秒後に両親にエンジニアにする!という期待をかけられ、それにそって勉強に明け暮れる人生がスタートする。
学生の自殺者がとても多いらしい。
大学から親元へご子息はいい学生ではありません、なんて連絡が入ろうものなら親や故郷の名を汚した!と責められる。
いい成績を残せない=競争に勝てないというレッテル。
抱える重圧が凄いんだろうな。

(ろくに勉強をしてこなかった自分に煎じて飲む為の爪のあかをください)

いろんなものを背負って幼い頃から1番になることを目指して、それが人生の価値観。
そこからハズれてしまった!と感じたら死を選んでしまうほどなんだな。
そんな背景があるから生まれた映画なんだろう。
この映画を見たことで救われる命があるんじゃないかと思った。それがいっぱいあったらいいなと思った。


辛いことがあった時にきっとうまくいく、というセリフを呪文のように唱える主人公。友達にもそれを勧める。それが邦題ではタイトルに。
原題は「バカに乾杯!」だとか。